テルモ製電子血圧計(アームインシリーズ ES-P2020、ES-P3000 など)で表示されるエラーコードは、他社製(オムロン、シチズンなど)と類似した体系を持ち、E1〜E7 の数字コードで故障・異常内容を示します。
| エラーコード | 意味・表示条件 | 主な原因 |
|---|---|---|
| E1 | 空気管の接続不良、カフ装着不備、空気漏れ | 空気プラグの緩み、カフの巻き方の誤り、カフ破損 |
| E2 | 測定中の体動・カフ加圧不足 | 測定中の会話・腕の動き、カフの緩み、血圧が高すぎる |
| E3 | カフ過剰加圧(最大許容圧力超過) | カフの巻きすぎ、空気管の屈曲・閉塞 |
| E4 | 測定中の振動・体動検出 | 腕の動き、足組み、椅子の揺れ、会話 |
| E5 | 脈拍検出不良、測定結果の整合性欠如 | 不整脈、カフ位置の誤り、袖の上からの装着 |
| E6 | 電池残量不足、電源電圧低下 | 電池の消耗、電池接触不良、AC アダプタ未接続 |
| E7 | 内部回路・センサー異常、メモリ限界 | 基板故障、圧力センサー異常、メモリ容量超過 |
なお、テルモ公式の一般消費者向けページでは、エラーコードの詳細一覧は公開されておらず、取扱説明書または修理・点検案内への誘導が中心となっています。
参考)https://www.terumo.co.jp/consumer/
エラー表示が発生した際、医療従事者が患者へ指導すべき一次対応フローは以下の 6 ステップです。
特に E2(体動)・E4(振動)エラーは、患者が「測り直し」を焦って連続測定することで悪化しやすい傾向があります。
「エラーが出たら一度 5 分間休んでから再測定」という指導を徹底することで、誤差・エラー頻度を大幅に低減できます。
参考)Pourquoi mon tensiomètre affic…
エラーの 7 割以上は、カフの装着方法と測定姿勢の不適切さに起因します。
医療従事者が患者へ指導すべき適正装着・姿勢の基準は以下の通りです。
| 項目 | 適正基準 | エラー関連コード |
|---|---|---|
| カフ装着位置 | 肘窩から 2〜3cm 上方、素肌に直接装着 | E1, E5 |
| カフの締まり具合 | 指 1 本が余裕で入る程度の snug fit | E1, E3 |
| 空気管の向き | 中指の延長線上(上腕内側動脈に一致) | E1, E5 |
| 測定姿勢 | 背もたれ使用、足床接地、腕をテーブルで心臓高さに固定 | E2, E4 |
| 測定中の行動 | 会話・スマホ操作・足組み・腕の動きを完全に停止 | E2, E4, E5 |
| 袖の処理 | カフより上方に完全に巻き上げる(厚手衣類は脱衣) | E1, E5 |
カフを衣服の上から装着すると、空気圧が均一に伝わらず E1(空気漏れ検出)や E5(脈拍検出不良)を誘発します。
また、高齢者では「腕を上げっぱなし」で測定する際に筋緊張が生じ、E2(加圧不足)・E4(体動)エラーが頻発します。
肘掛け付きの椅子またはテーブルを用意し、「腕を完全に預ける」指導が有効です。
テルモ アームインシリーズ(ES-P2020 など)は腕挿入型のため、カフ巻き不要ですが、肘の位置がセンサーからずれると E5 エラーが発生します。
参考)テルモ(TERUMO) 血圧計 上腕式血圧計 デジタル血圧計…
E6 エラー(電池残量不足)は、表示が点滅・消灯を繰り返す、測定中に電源が落ちるなどの前兆を伴うことが多いです。
対処法は以下の通りです。
参考)AMEDTEC Holter-RR 24-Hour ABPM…
テルモ製血圧計の電池寿命目安は約 250 回測定(ES-P2020 の場合)です。
毎日朝晩 2 回測定する家庭では、約 4 ヶ月で電池交換が必要となります。
保証期間は購入後 1 年(品質保証書に基づく)ですが、Amazon などの通販では 30 日間返品・交換保証が別途付帯する場合があります。
参考)Amazonで買った家電の保証を使うには? 期間の確認から申…
E7 エラーは、内部回路・圧力センサー・メモリなどのハードウェア異常を示し、ユーザー側での復旧が困難なケースがほとんどです。
参考)ショップジャパン クッキングプロ V3 CKPV3WS1|エ…
以下のいずれかに該当する場合は、テルモカスタマーサポートへ修理依頼を出します。
テルモの修理・点検案内は、一般消費者向け Web サイト(https://www.terumo.co.jp/consumer/)からアクセス可能です。(https://www.terumo.co.jp/consumer/)からアクセス可能です。)
修理費用は、保証期間内であれば無償、期間外は実費(部品代+技術料+往復送料)となります。
医療機関で批量管理している場合は、テルモ医療機器営業窓口へ一括問い合わせることで、代替機の手配や点検スケジュールの調整が可能です。
参考)Redirecting to /authentication…
治験・臨床試験で使用しているテルモ電子血圧計(H56 など)は、1 年に 1 回のメーカー精度点検が義務付けられています。
参考)https://chiba.hosp.go.jp/download/chiken/kanri_tejyun_3.pdf
点検期限を過ぎた機器でエラーが頻発する場合は、精度保証の観点から即時交換を推奨します。