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FNは内科的緊急症で、発熱と好中球減少の組み合わせを見た時点で迅速な評価が必要です。日本のガイドラインでは、好中球数500/μL未満、または48時間以内に500/μL未満へ低下すると予想される状態で、腋窩温37.5℃以上を目安にFNと定義します。定義に完全一致しなくても、個々の背景から経験的抗菌薬治療を考える点が実務上の要点です。
発熱性好中球減少症診療ガイドライン(改訂第3版)
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初期治療は緑膿菌を意識した広域β-ラクタム系抗菌薬が基本で、セフェピム、ピペラシリン/タゾバクタム、カルバペネム系が候補になります。高リスク例ではβ-ラクタム単剤が推奨され、重症化リスクや耐性菌リスクが高い場合には併用や薬剤変更を検討します。治療開始を遅らせないことが最重要で、培養採取後に速やかに投与へ移る運用が求められます。
亀田感染症ガイドライン:発熱性好中球減少症
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外来治療の可否は、MASCCスコアやCISNEスコアだけでなく、原疾患、治療内容、臓器障害、感染巣の有無、社会的背景まで含めて判断します。低リスクに見えても重篤な合併症が起こりうるため、経口抗菌薬へ切り替える前に再受診条件を明確にしておくことが重要です。外来管理は「低リスクだから軽い」という意味ではなく、監視体制を前提とした治療設計です。
FN診療ガイドラインの外来治療関連CQ
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高度で遷延する好中球減少が予測される場合は、フルオロキノロンの予防投与が検討されますが、軽度または短期間の減少ではルーチン投与は推奨されません。予防投与や広域治療の積み重ねは耐性菌や真菌リスクにも影響するため、施設のアンチバイオグラムを踏まえた選択が重要です。実務では「使うかどうか」だけでなく、「いつ止めるか」「どこまで狭めるか」も同じくらい重要です。
発熱性好中球減少症時の抗菌薬適正使用
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見落とされやすいのは、初期治療後3~4日での再評価です。解熱しても好中球減少が続く症例では、抗菌薬の継続、中止、経口化を症例ごとに考えます。さらに、発熱遷延例では真菌感染や粘膜障害関連菌血症も視野に入れ、抗菌薬だけでなく画像検査や真菌マーカーの組み合わせで判断精度を上げます。
FNガイドラインの再評価・抗真菌薬関連CQ