エピデュオゲルの使い方と順番を正しく理解する方法

エピデュオゲルの使い方・塗る順番を間違えると副作用が強まり治療が続けられなくなる場合があります。医療従事者が患者指導で押さえるべきポイントとは?

エピデュオゲルの使い方・順番を医療従事者が正しく理解する

保湿剤は「エピデュオゲルを塗った後」に重ねている患者が8割以上いますが、先塗りが副作用を約4割軽減します。


📋 この記事の3ポイント要約
1️⃣
塗る順番は「洗顔→保湿→エピデュオゲル」が正解

多くの患者が逆の順番で使っているため、医療従事者が正しい使用順を明確に指導することが治療継続率を高める鍵になります。

2️⃣
初日は直径2cm以下・徐々に拡大が鉄則

塗布面積を急に広げると刺激反応が強まり、治療中断につながります。初日→直径2cm、毎日1cmずつ拡大するステップアップ法が推奨されています。

3️⃣
使用継続が効果の要。副作用対策の3ステップを押さえる

「保湿の先塗り」「刺激時は洗い流し」「間隔をあける」という3段階の対処法をあらかじめ説明することで、副作用による自己中断を防げます。


エピデュオゲルの基本:成分と塗り方の全体像



エピデュオゲルは、アダパレン(0.1%)と過酸化ベンゾイル(2.5%)を配合した外用ニキビ治療薬で、2016年に日本で保険承認されました。 アダパレンは毛穴の詰まりを防ぐレチノイド様作用を持ち、過酸化ベンゾイルはアクネ菌への殺菌作用と角質剥離作用を担います。 2成分が相乗的に作用することで、白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビという3タイプに包括的にアプローチできる点が最大の特徴です。


参考)エピデュオゲルについて解説!|ニキビ治療薬 |六本木メディカ…


成分 主な働き 対象のニキビ
アダパレン(0.1%) 毛穴正常化・抗炎症・コメド予防 白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ
過酸化ベンゾイル(2.5%) アクネ菌殺菌・角質剥離・毛穴詰まり改善 赤ニキビ・白ニキビ・黒ニキビ


エピデュオゲルを塗る順番:保湿剤は「先」か「後」か

保湿剤を先に塗ることで肌のバリア機能が部分的に補完され、エピデュオゲルによる刺激症状(ヒリヒリ感・乾燥・赤み)が軽減されます。 これは使えそうです。特に使用開始直後の刺激が強い初期12週間において、この順番の徹底が治療継続率を左右します。


参考)エピデュオゲルの塗り方について~かくた皮膚科クリニック~  …


保湿剤の選定ポイントは「ノンコメドジェニックテスト済み」の表記があるものにすることです。 セラミドやヒアルロン酸を含む製品は保湿力が高く、副作用軽減においても推奨されます。 患者が市販品を使用する場合には、このポイントを具体的に伝える必要があります。



  • 洗顔後はタオルで「押さえ拭き」にして摩擦を最小限にする
  • 保湿剤は「こすらず優しくなじませる」こと
  • 保湿剤が肌になじんでからエピデュオゲルを塗る
  • 小鼻・口唇・目の周り・傷口・湿疹部位は塗布を避ける
  • 塗布後は必ず手を洗う(衣類・寝具への漂白作用があるため)


エピデュオゲルの使い方:塗る量・塗る面積のステップアップ法

エピデュオゲルの使い方でよくある失敗の一つが「初日から顔全体に塗る」ことです。 赤みや強い刺激が出て治療を中断してしまう原因になります。それは避けたいですね。


参考)エピデュオゲル|津田沼駅前かめだ皮膚科|津田沼駅の皮膚科・小…


初日はニキビを中心に直径2cm以下の面積に限定し、1日ごとに直径1cmずつ拡大していくのが推奨されている方法です。 4日目以降に顔全体に広げることを目標とします。 乾燥や赤みが強ければ範囲を拡大するペースを落とすよう、患者に伝えることが重要です。


参考)【医師が解説】エピデュオゲルの塗り方 について いりなか駅前…


顔全体に塗る際の量の目安は、「人差し指の先端から第一関節まで(約0.5g、1FTU)」です。 指にとった薬剤を額(左右)・ほほ(左右)・鼻・あごの計6箇所に置き分けてから、こすらずに薄く伸ばします。 ニキビに直接「チョン」と点置きする塗り方はNGです。



  • 📅 初日:直径2cm以下(ニキビ1個を中心に)
  • 📅 2日目:直径3cm
  • 📅 3日目:直径4cm
  • 📅 4日目〜:カサつきや赤みがなければ顔全体へ
  • 📏 量の目安:1FTU(約0.5g)=人差し指先〜第一関節の長さ


エピデュオゲルの副作用対策:3段階の軽減アプローチ

副作用の存在がエピデュオゲル使用中断の最大の原因です。 副作用対策を事前に説明しているかどうかが、治療の成否を分けます。これが原則です。



まずステップ1は保湿剤の先塗りです。前述の通り、洗顔後すぐに保湿剤を塗ってから薬剤を使用します。 次にステップ2は洗い流しです。ヒリヒリとした刺激が強ければ、塗布から15〜30分後に水で洗い流すことで刺激を大幅に軽減できます。 朝まで置かなくても効果は期待でき、治療を続けることの方が重要です。



ステップ3は使用間隔の調整です。 毎日使用が難しい場合は1日おき・2日おきから開始し、肌が慣れたら毎日使用に切り替えます。 3つのステップを組み合わせることで大多数の刺激症状は管理可能ですが、アレルギーによる重度の腫れ・発疹が出た場合は直ちに使用を中止し受診を指示してください。



  • 🧴 ステップ1(保湿先塗り):ほとんどの患者に推奨される基本対策
  • 🚿 ステップ2(洗い流し):15〜30分後に水洗いで刺激を大幅軽減
  • 📆 ステップ3(間隔をあける):1〜2日おきから徐々に毎日へ移行


過酸化ベンゾイルの漂白作用により、衣類・枕カバー・タオルが脱色する恐れがあります。 医療従事者が指導する際は、この点を事前に伝えないと患者クレームの原因になるため注意が必要です。



エピデュオゲルの使用継続と医療従事者による指導のコツ

エピデュオゲルの効果が現れるまでの期間は、個人差はあるものの一般的に使用開始から4週間程度とされています。 この間に副作用で中断する患者が多いため、「最初は反応が出やすいが正常な経過である」と事前説明することが重要です。



治療開始3か月以内に改善が見られない場合は、使用を中止して医師へ相談するよう案内します。 逆に症状が改善しても自己判断で中止せず、医師の指示を守るよう指導することも同様に必要です。 継続が条件です。



また、日焼け止め(SPF20以上)の使用と、日傘・帽子による物理的な遮光対策も指導内容に含めてください。 使用中は紫外線感受性が高まるため、夏季の使用開始には特に注意が必要です。エピデュオゲルは1〜30度の室温で直射日光を避けて保管するよう、保管方法の指導も忘れずに行いましょう。



医療従事者向けの詳細な使用方法・患者説明資材については、製造販売元の公式情報も参考になります。


エピデュオゲルの使い方に関する製造販売元・マルホの患者向け情報ページ(塗る量・面積の図解あり)。
エピデュオゲルの塗り方・注意点 - マルホ患者向けサイト


医療関係者向けの詳細な使用方法資料。




【第3類医薬品】チョコラBBプラス 180錠