ビグアナイド薬の種類・一覧から作用機序・禁忌・配合剤まで、医療従事者向けに詳しく解説。乳酸アシドーシスのリスク管理や造影剤検査時の休薬など、臨床現場で役立つ情報を網羅。安全に使いこなせていますか?
炎症性腸疾患と症状の診断内視鏡検査
炎症性腸疾患の症状を、潰瘍性大腸炎とクローン病の違い、診断、内視鏡、腸管外合併症まで整理します。見逃しやすい初期像も含め、実臨床で何を確認するべきでしょうか?
炎症性腸疾患は慢性あるいは寛解・再燃性の腸管炎症で、代表的な症状は腹痛、下痢、血便です。潰瘍性大腸炎では持続性または反復性の粘血便・血便が重要で、クローン病では腹痛、下痢、体重減少、発熱、肛門病変も手がかりになります。
診断は医療面接と身体診察で疑い、大腸内視鏡と生検で確立します。クローン病では終末回腸までの観察が重要で、小腸内視鏡やカプセル内視鏡、CT/MR enterographyも病変範囲の把握に役立ちます。
感染性腸炎、腸結核、腸管ベーチェット病、薬剤性腸炎などの除外が診断の前提です。便の細菌学的・寄生虫学的検査、血液検査、画像検査を組み合わせ、症状の持続性や再燃性を見極めます。
関節、皮膚、眼、肛門周囲の症状は見落とされやすい一方で、病型の理解に直結します。腸の症状が軽くても、貧血、倦怠感、発熱、体重減少があれば炎症活動性の評価が必要です。
症状が落ち着いても粘膜治癒が得られていなければ再燃しやすく、がんサーベイランスも重要になります。症状だけで安心せず、便中カルプロテクチンやCRPなどを併用して経過を見る発想が実践的です。