
ボリコナゾールのTDMは、原則として次回投与直前のトラフ濃度を採るのが基本です。
参考)ボリコナゾール
連続投与では定常状態到達後に採血することが前提で、ルーチンでピーク濃度を追う場面は多くありません。
参考)https://gifu-min.jp/midori/document/576/tdm2.pdf
参考)ボリコナゾール 〔薬物分析〕|臨床検査項目の検索結果|臨床検…
検体は血漿または血清で扱われますが、分離剤入り採血管は避ける必要があります。
参考)ボリコナゾール|抗真菌剤|薬毒物検査|WEB総合検査案内|臨…
LSIメディエンスでは、血中薬物検査で分離剤の影響が測定値に及ぶ可能性が明記されています。
参考)https://www.kchnet.or.jp/for_medicalstaff/LI/item/LI_DETAIL_865200.html
日本の検査案内では、有効治療濃度の目安としてトラフ 1~2 μg/mL 以上が示されています。
一方で、4~5 μg/mL 以上では肝障害に注意が必要とされ、濃度が高すぎることも問題になります。
参考)抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022、ボリコナゾール更新…
参考)https://www.chemotherapy.or.jp/uploads/files/guideline/tdm2022_koshin.pdf
ボリコナゾールは有効性が高い一方で、肝機能障害などの重篤な副作用に注意が必要です。
最近の報告では、軽度から中等度の肝機能障害患者でトラフ濃度と投与期間が肝毒性に関連していました。
見落とされやすいのは、採血の精度そのものが「薬の解釈」を左右する点です。
同じ患者でも、採血管の選び方や投与時刻の記録漏れで、濃度が高くも低くも見えてしまいます。
ボリコナゾールのTDM実務、採血時期、検体条件を確認するなら、検査案内とガイドラインが最も実用的です。
治療域や副作用監視の根拠を確認するなら、学会の更新版ガイドラインが役立ちます。
参考)抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン「第2版:部分改訂(ボリコナ…
抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022 ボリコナゾール更新版
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