
アラミスト点鼻液の有効成分はフルチカゾンフランカルボン酸エステルで、米国添付文書では2歳以上の小児を含む適応が示されています。
参考)アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用の基本情報(薬効分類・…
一方で、日本の審査資料では小児アレルギー性鼻炎に対する開発根拠が示されているものの、承認時点の国内適応は成人中心で整理されています。
海外資料では、12歳以上は各鼻腔2噴霧の開始量、2〜11歳は各鼻腔1噴霧の開始量が示され、症状に応じて最小有効量へ調整する考え方が採られています。
小児では成人と同じ1日1回投与でも、開始量と増量の考え方が異なるため、年齢と同時に「1回あたりの噴霧数」を必ず確認します。
米国添付文書では2〜11歳の小児を含む臨床試験が行われ、全体の有害事象頻度はプラセボと大きく変わらなかったとされています。
ただし、鼻出血、鼻粘膜刺激、頭痛、咽頭関連症状などは注意すべき反応として挙げられ、長期使用では定期的な観察が必要です。
添付文書では、小児における吸入・点鼻ステロイドの使用で成長速度低下の可能性があり、定期的な成長モニタリングが推奨されています。
海外の1年試験では、110mcg投与群で成長速度がプラセボ群より低い傾向が報告されており、短期の症状改善だけで判断しない視点が重要です。
実際の現場では、年齢だけでなく、鼻閉優位か、点鼻手技が可能か、併用薬があるか、CYP3A4阻害薬の有無があるかまで確認すると安全性が高まります。
特にリトナビルやケトコナゾールのような強力なCYP3A4阻害薬は相互作用上の注意点として挙げられます。
参考:小児適応と用量の原典はPMDA資料、国内外の承認状況と安全性の確認には日経メディカルの基本情報が有用です。
小児の年齢別用量や成長への影響をまとめる際の一次情報として、米国添付文書の内容も参考になります。
PMDA資料:小児適応、年齢別用量、成長影響の確認に有用
日経メディカル:製剤概要と臨床上の使い方の確認に有用

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