
出生前診断には複数の検査方法があり、それぞれ費用が大きく異なります。主な検査とその費用相場は以下の通りです。
📊 検査種類別 費用早見表
| 検査名 | 費用相場 | 保険適用 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| NIPT(新型出生前診断) | 10万〜20万円 | ×(自由診療) | 妊娠10週〜、採血のみ、3トリソミー対象 |
| クアトロテスト | 1万〜5万円 | ×(自由診療) | 妊娠15〜20週、採血、精度はNIPTより低め |
| 羊水検査 | 10万〜15万円 | 条件付き | 確定検査、流産リスク0.3%程度 |
| 絨毛検査 | 10万〜20万円 | 条件付き | 妊娠初期に実施可能、確定検査 |
| 胎児ドック | 2万〜5万円 | ×(自由診療) | 超音波中心、形態異常のスクリーニング |
NIPTは認可施設と認可外施設で費用に差があり、認可施設では15万〜20万円前後が中心ですが、近年は10万円程度で受けられる施設も増えています。 認可外施設ではプラン選択の幅が広く、基本プランで5万円台から、全染色体や微小欠失症候群まで調べるフルプランでは20〜30万円程度になります。
参考)【最新版】NIPTの費用を徹底比較
羊水検査や絨毛検査は「確定検査」として位置づけられ、医学的理由で医師が必要と判断した場合は保険適用となるケースがあります。ただし、任意で受ける場合は全額自己負担です。
参考)NIPTの費用はいくら?認可・認可外の違いから医療費控除まで…
出生前診断そのものに対して、全国一律で利用できる公的助成制度は基本的にありません。 しかし、一部の自治体では独自の助成制度を設けており、特に先天性異常検査への補助としてNIPTに適用できる場合があります。
参考)出生前診断の費用はいくら?検査別の相場・保険適用・補助制度を…
🏛️ 主な自治体の助成状況(2025年現在)
| 都道府県 | 自治体 | 助成額(上限) | 条件・備考 |
|---|---|---|---|
| 北海道 | 札幌市 | 3万円 | NIPT・クアトロテスト、35歳以上または医師の指示 |
| 青森県 | 青森市 | 2万円 | NIPT、妊娠10〜15週、医師の指示書必要 |
| 宮城県 | 仙台市 | 2万円 | NIPT、所得制限なし |
| 秋田県 | 秋田市 | 2万円 | NIPT・クアトロ、35歳以上対象 |
| 千葉県 | 千葉市 | 3万円 | NIPT、妊娠週数制限あり |
| 東京都 | 港区・渋谷区など | 5万円 | NIPT、所得制限なし |
| 神奈川県 | 横浜市・川崎市 | 3万円 | NIPT、35歳以上対象 |
東京都港区では最大5万円の助成があり、妊婦健診助成(14回+超音波3回)とは別枠で申請可能です。 横浜市や川崎市でも3万円の助成があり、35歳以上が対象となっています。
参考)妊婦必見!安心して出産を迎えるための医療制度まとめと基礎知識
ただし、これらの助成制度は年度や自治体の財政状況によって変更される可能性があります。お住まいの市区町村の母子保健窓口(保健センターなど)に「出生前検査の費用について助成の制度があるか」と直接確認することが最も確実です。
❌ 原則:医療費控除の対象外
国税庁は、胎児の染色体異常を調べる出生前診断(NIPT)について、「治療ではなく診断の一種であり、結果が治療につながらないため、医療費控除の対象とならない」との見解を示しています。 具体的には、以下の理由が挙げられます。
参考)出生前診断はいくら?検査6種類の費用相場を早見表で紹介
このため、多くの税理士や専門家は「出生前診断の費用は医療費控除の対象外」と案内しています。
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⭕ 例外:医療費控除の対象となる可能性
一方で、以下のような条件を満たす場合は、医療費控除の対象となる可能性があります。
参考)出生前診断と医療費控除の関係 対象となる条件と申請方法❘ヒロ…
また、NIPTで陽性となり、その後羊水検査など確定検査に進んだ場合は、一連の費用が対象となる可能性があります。 この場合も個別に税務署や税理士に確認する必要があります。
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📝 医療費控除の申請方法
医療費控除を受けるためには、1年間に支払った医療費の合計が10万円(または総所得金額の5%)を超える必要があります。上限は200万円です。
参考)出生前診断の費用は医療費控除の対象?計算方法や申請方法を解説…
出生前診断の費用そのものには助成が限られていますが、妊娠・出産に関連する他の支援制度を活用することで、経済的負担を軽減できる可能性があります。
💰 妊婦のための支援給付(2025年4月〜)
2025年4月から始まった新しい制度で、妊娠や出産に伴う経済的な負担を軽減するための支援給付です。
参考)妊婦のための支援給付とは?妊娠したらもらえるお金はいくらで、…
この給付は出生前診断の費用に直接充てることはできませんが、妊娠・出産全体の出費をカバーする意味で活用できます。流産・死産・人工妊娠中絶をした場合も、その日から2年間が申請期限となります。
🏥 妊婦健診の公費負担
ただし、医療機関の請求額が補助額を超えた場合は自己負担が発生します。
参考)「妊婦健診の費用と補助制度」 — わかりやすく解説 —|たけ…
🔍 意外な情報:高額療養費制度は対象外
高額療養費制度は、1ヶ月の医療費自己負担額が一定額を超えた場合に、超えた分が返ってくる制度ですが、出生前診断は対象外です。 これは、出生前診断が自由診療(保険適用外)であるためです。
🎯 実質的な「節約」対策
検査費用は全額自己負担で10〜20万円程度ですが、35歳以上なら費用以前に検査内容と施設の信頼性を比較検討することが、実質的な「節約」につながります。
NIPTを受ける施設を選ぶ際、認可施設と認可外施設では費用やサービスに大きな違いがあります。安さだけで選ばないための判断基準を整理します。
🏥 認可施設 vs 認可外施設 比較表
| 項目 | 認可施設 | 認可外施設 |
|---|---|---|
| 費用相場 | 10万〜18万円 | 5万〜30万円(プランによる) |
| 検査対象 | 3トリソミー(21,18,13) | 全染色体+微小欠失+性別(プラン選択) |
| 遺伝カウンセリング | 必須・費用に含む | 施設による(別料金の場合も) |
| 年齢制限 | 原則35歳以上 | 制限なしの施設が多い |
| 紹介状 | 必要な場合あり | 不要の施設が多い |
| 陽性時サポート | 確定検査まで一貫対応 | 施設により異なる |
認可施設は大学病院や基幹病院が中心で、遺伝カウンセリングが必須となり、費用に含まれる場合がほとんどです。 一方、認可外施設は民間クリニックが多く、検査範囲を広く選べるのが特徴ですが、遺伝カウンセリングが別料金の場合や、陽性時の確定検査まで対応していない施設もあります。
✅ 施設選びの5つの確認ポイント
費用が比較的抑えやすい認可外施設でも、概ね7〜15万円でプラン選択が可能ですが、検査範囲やサポート体制を事前に確認することが重要です。
参考)https://seedna.co.jp/information/nipt-where/
📌 参考リンク
以下は、出生前診断の費用や助成制度について詳しく解説している権威性のある情報源です。
妊婦のための支援給付と医療制度まとめ(広島クリニック):自治体別のNIPT助成状況の一覧表が掲載されています。
国税庁タックスアンサー 医療費控除の対象となる出産費用:妊娠・出産費用の医療費控除について、国税庁の公式見解が確認できます。
東京警察病院 出生前検査(NIPT):認可施設での実際の費用と検査の流れがわかります。
NIPTの費用を徹底比較(NIPT Japan):認可施設と認可外施設の費用比較と選び方が詳しく解説されています。
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