ブロプレス錠8を先発品のまま調剤すると、患者さんに毎月数十円の余分な自己負担が生じます。

カンデサルタン錠8mgの後発品薬価は、2025年4月1日改定以降、大半のメーカーで1錠10.7円に統一されています。 一方、先発品であるブロプレス錠8(武田テバ薬品)の薬価は1錠43.7円であり、その差は約33円。1日1錠・30日分処方すると、後発品なら322円、先発品なら1,311円と、1回の処方で約989円の差が生じる計算です。
これだけの差があります。
なお、あすか製薬・日本ケミファのカンデサルタン錠8mgは28.5円/錠と、他の後発品より高い価格帯に位置します。 同じ後発品でも製造メーカーによって薬価が2.5倍以上異なる点は見落としがちです。薬局での採用品目を確認しておくことが重要です。
参考)https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0href="https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98">https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98ccc=48.90href="https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98">https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AChref="https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98">https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98fff=href="https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98">https://kanri.nkdesk.com/sql/jsearchresult.php?aaa=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%82%BB%E3%83%81%E3%83%AB&bbb=%EF%BC%98%EF%BD%8D%EF%BD%87%EF%BC%91%E9%8C%A0&ccc=48.90&eee=%E5%86%85%E7%94%A8%E8%96%AC&fff=&ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98ggg=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E9%8C%A0%EF%BC%98" target="_blank" rel="noopener">ジェネリック検索・サーチ
以下に主な薬価をまとめます。
| 製品名 | 種類 | 薬価(1錠) |
|---|---|---|
| ブロプレス錠8(武田テバ) | 先発品 | 43.7円 |
| カンデサルタン錠8mg「あすか」「ケミファ」 | 後発品 | 28.5円 |
| カンデサルタン錠8mg「サワイ」「トーワ」「TCK」他 | 後発品 | 10.7円 |
後発品の中でも価格帯に差があることが分かります。
参考:薬価検索サービスでリアルタイムの薬価を確認できます。
2024年10月1日から、後発医薬品への置換率が50%以上または後発品が市場に出て5年以上経過した長期収載品について「選定療養」が導入されました。 ブロプレス錠8はこの条件を満たしており、医師が「医療上必要」と判断しない場合、患者が先発品を希望すると差額の1/4を自費で支払う仕組みになっています。
参考)後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
計算はシンプルです。
ブロプレス錠8と後発品の価格差(43.7円 − 10.7円 = 33.0円)の1/4、つまり1錠あたり約8.25円が選定療養費として患者負担に加わります。 30日分処方なら約248円の追加負担です。消費税もかかるため実際は若干増えます。
処方医や薬剤師が「医療上の必要性がある」と判断して先発品を処方・調剤する場合は、この選定療養費は発生しません。 ただし、その場合は処方箋への明記など適切な対応が求められます。つまり対応漏れがそのまま患者説明トラブルになるリスクがあります。
参考:長期収載品の選定療養に関する厚労省の詳細案内。疑義解釈も掲載。
厚生労働省:後発医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について
薬局が後発医薬品調剤体制加算を算定するには、後発品の調剤数量割合が一定水準を超える必要があります。 具体的には、割合80%以上で加算1(21点)、85%以上で加算2(28点)、90%以上で加算3(30点)が算定可能です。
参考)後発品使用体制加算・調剤体制加算などの「後発品使用割合」、2…
これは直接的な収益に関わります。
カンデサルタンは降圧薬の中でも処方頻度が高いARBのひとつです。この薬を先発品のまま調剤している割合が高いと、後発品比率全体を下げる要因になります。特に高齢患者が多い薬局では、「以前から先発品で慣れている」という理由で変更が進まないケースも少なくありません。しかし後発品比率が79%台に留まるのと80%を超えるのとでは、加算1の有無で1処方あたり21点(= 210円)の差になります。
2026年度の診療報酬改定では、後発医薬品調剤体制加算が廃止され、地域支援体制加算の要件に後発品数量割合80%以上が盛り込まれる方向で議論されています。 構造が変わっても「後発品比率を高く維持する」という要点は変わりません。
参考)https://med.towayakuhin.co.jp/cms_assets/admininfo_news_admin/admininfo_news_admin-pdf-334.pdf
参考:令和8年度診療報酬改定における後発品関連の変更点を分かりやすくまとめた資料。
東和薬品:令和8年度診療報酬改定 後発医薬品の調剤体制加算の変更点(PDF)
後発品が普及する一方で、近年は後発品メーカーの製造不正問題などによる出荷停止・供給不安が続いてきました。実際、日医工のカンデサルタン錠8mg「NIG」は出荷停止から在庫消尽に至った経緯があり、ニプロ製品も販売中止になっています。 同じ成分でも採用しているメーカーによって供給リスクは異なります。
参考)https://med.nipro.co.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=00PRB00000bZoKn2AK
採用品目の見直しが必要です。
安定供給力のある後発品メーカーを選ぶ際のポイントは、①複数の製造拠点を持つか、②GMP適合状況に問題がないか、③薬局チェーン契約やME契約での優先供給対象かの3点です。沢井製薬・東和薬品・大原薬品工業などは引き続き安定供給を維持しており、いずれも10.7円の薬価で採用可能です。
後発品同士の切り替えも「後発品から後発品への変更」であれば疑義照会は不要ですが、患者への説明が重要になります。特に「外観が変わった」「錠剤が小さくなった」といった変化に敏感な患者には、事前に一言伝えるだけで服薬継続率が大きく変わります。これは経験的にも実証されている点です。
カンデサルタン錠8mgの後発品薬価は、2026年4月改定でわずかながら上昇しており、TCKや沢井製薬製品が10.4円から10.8円に改定されました。 一般的に後発品は薬価改定のたびに下がるというイメージを持つ医療従事者が多いですが、供給不安や薬価制度の見直しによって逆に上昇するケースも出てきています。
参考)https://yakka-search.com/index.php?s=622390901&scd=17&stype=7&p=2scd=17href="https://yakka-search.com/index.php?s=622390901&scd=17&stype=7&p=2">https://yakka-search.com/index.php?s=622390901&scd=17&stype=7&p=2stype=7href="https://yakka-search.com/index.php?s=622390901&scd=17&stype=7&p=2">https://yakka-search.com/index.php?s=622390901&scd=17&stype=7&p=2p=2" target="_blank" rel="noopener">カンデサルタン錠12mg「サワイ」の同効薬・薬価一覧 - 薬…
これは意外な変化ですね。
厚生労働省は2026年度から後発品の薬価算定ルールを一部見直しており、先発品と後発品の価格が同額となったケースは後発品比率の算出対象から除外される新ルールが適用されました。 これにより、薬価上の「先発」「後発」の区別が実態とずれるケースが生じる可能性があります。
参考)https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001666900.pdf
医療従事者にとって実務上のポイントは「薬価改定のたびに採用品目の薬価を確認する」という習慣を持つことです。毎年4月と10月(中間年改定がある場合)の薬価リストを確認する流れを業務フローに組み込むと、計算ミスや説明不足を防げます。厚労省の薬価基準収載品目リストは公式サイトで無料公開されています。
参考:最新の薬価基準収載品目リストおよび後発医薬品情報の公式ページ。
厚生労働省:薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報(令和8年3月18日適用分)
| 会社名 | 全社平均年収(参考) |
|---|---|
| 中外製薬 | 1,198万円 |
| エーザイ | 1,050万円 |
| 大塚HD | 1,041万円 |
| 小野薬品工業 | 963万円 |
| 塩野義製薬 | 911〜1,003万円 |