
ただし、急激なカロリー増加は体脂肪の合成を促進してしまうため、月間1〜2kg程度の体重増加を目安に調整しましょう。急激な増量は内臓脂肪の増加やインスリン感受性の低下を招くリスクがあります。
参考)28 ビジネスパーソンが増量するなら、 急激な体型の変化に要…
摂取カロリーの計算には、以下の式が役立ちます。
この計算を基に、自分の活動レベルに合わせた目標カロリーを設定することが、増量期 食事 の第一歩となります。
参考)増量期と減量期の食事とトレーニング方法 - MY ROUTI…
一般的な増量期のPFCバランスは以下の通りです。
タンパク質は筋肉合成の材料として不可欠であり、1回あたり20〜40gを1日4〜6回に分けて摂取することで、血中アミノ酸濃度を常に高い状態に保つことができます。
参考)【アラフォーボディメイク】初めて増量期やったら筋肉がめちゃく…
炭水化物はトレーニングのエネルギー源となり、グリコーゲンとして筋肉に貯蔵されます。特にトレーニング前後の炭水化物摂取は、パフォーマンス向上と回復促進に効果的です。
参考)筋トレ民のための“間食戦略”|太らずにエネルギーを補給する方…
脂質については、総カロリーの20〜30%を目安にし、特にオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を積極的に摂取することが推奨されます。青魚(サバ、イワシ、サンマ)や亜麻仁油、えごま油から摂取可能です。
参考)21 固定観念を捨てろ! 良質の油を味方につけて筋肉をつける
オメガ3脂肪酸は、炎症抑制作用やインスリン感受性の向上を通じて、筋肉合成を間接的にサポートする役割があります。現代人の食生活ではオメガ6脂肪酸(リノール酸)の摂取過多になりがちで、オメガ3:オメガ6の比率が1:4程度になるよう意識することが重要です。
参考)オメガ3脂肪酸でトレーニング効果を高める — 食事から変…
増量期 食事 において、1日の食事回数は3回ではなく、5〜6回に分けることが推奨されます。その理由は、1回の食事で吸収できるタンパク質量に限界があるためです。
1回あたりのタンパク質吸収量は約20〜40gが限界と言われており、それを超えると余剰分はエネルギーとして利用されるか、体脂肪として蓄積されます。したがって、1日120gのタンパク質を摂取する場合、40g×3回ではなく、20〜30g×5〜6回に分ける方が効率的です。
参考)健康的に増量するための簡単レシピを紹介!|マイプロテイン
特にトレーニング直後の30分間は「ゴールデンタイム」と呼ばれ、このタイミングでタンパク質と糖質を同時に摂取することで、インスリンの分泌が促進され、アミノ酸の筋肉への取り込みが最大化されます。
間食の具体例としては、プロテインバー、ナッツ、ヨーグルト、おにぎり、バナナなどが挙げられます。ただし、間食と言えどもカロリーオーバーにならないよう、1回200〜300kcal程度に抑えることが重要です。
増量期 食事 において、多くの人がタンパク質と炭水化物に注目しがちですが、脂質の「質」は意外にも筋肉合成に大きな影響を与えます。
特に重要なのが、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の摂取です。オメガ3脂肪酸には以下の効果があります。
具体的には、1日あたりEPA・DHAを合計1〜2gを目標に摂取することが推奨されます。これは、サバの切り身1枚(約100g)で約1.5g、イワシ1尾(約50g)で約0.8gに相当します。
また、増量期 食事 で見落とされがちなのが「消化吸収」の効率です。いくら高カロリーを摂取しても、消化吸収が追いつかなければ意味がありません。
参考)アスリートの増量
消化吸収を高める工夫として、以下のポイントが挙げられます。
参考)消化を促進する方法を医学博士が徹底解説|食事・生活習慣・サプ…
食物の消化時間は、炭水化物が2〜3時間、タンパク質が3〜4時間、脂質が4〜5時間程度かかります。したがって、就寝前の脂質過多な食事は、睡眠の質を低下させるだけでなく、翌朝の食欲減退にもつながります。
医療従事者として増量期 食事 を指導する際、特に注意すべきなのが「薬物と栄養素の相互作用」です。
例えば、以下の薬物を服用中の患者に対する増量期 食事 の指導には注意が必要です。
また、増量期 食事 で高タンパク質食を推奨する場合、以下の点に注意が必要です。
参考)増量期の食事|3kgの筋肉をつけるメニュー選び【管理栄養士監…
特に痛風既往歴のある患者では、増量期 食事 でプリン体富含食品(レバー、魚卵、一部魚介類)の摂取を制限しつつ、タンパク質源を鶏胸肉、卵、ホエイプロテインなどに限定することが推奨されます。
さらに、増量期 食事 で高カロリーを摂取する際、インスリン抵抗性や脂質異常症のリスク評価も重要です。定期的な血液検査(HbA1c、中性脂肪、LDLコレステロール)でモニタリングしながら、増量スピードを調整することが安全な増量期 食事 の指導につながります。
【増量と減量の基礎知識】食事管理で効率的に筋肉を増やす方法(タニタ)