あなたのザジテン処方、来年3月で完全終了します。

ザジテン点眼液0.05%は、ノバルティスファーマの公式サイトで「販売中止」として明記されています。OTCのザジテンAL鼻炎スプレーαも2020年4月に製造販売が中止となりました。
理由として挙げられているのは「諸般の事情」という抽象的な表現のみです。実務的には需要の減少や、より安価な後発品の普及が背景にあると考えられます。
つまり明確な安全性の問題ではないということですね。
小児のアレルギー性鼻炎や皮膚疾患でよく使われるザジテン®ドライシロップ0.1%についても、サンファーマから販売中止のお知らせが出されています。文書には「製造販売中止に伴う経過措置期間の満了は、2027年3月末となる見込み」と記載されています。
2027年3月末というのは、はがき数枚分の余裕しかないほど短い期間です。実質的にはあと1年弱で流通在庫がなくなる計算になります。
意外ですね。
在庫がある今のうちに処方を続けている医療機関も多いですが、経過措置終了後は入手そのものが困難になります。処方継続中の患者がいる場合は、次回受診までに切り替えの目安を院内カルテにメモしておくと後の混乱を防げます。
参考)https://jp.sunpharma.com/null/d6bfc775cb8743f10270f7358c3f00c2743bba24.pdf
2025年4月16日には、サンファーマからザジテンカプセル1mgの販売中止も発表されました。成人・小児両方で処方されてきた剤形であり、影響範囲は決して小さくありません。
代替として検討されるのは、同一有効成分であるケトチフェンフマル酸塩を含む後発医薬品です。先発品が消えても成分自体が使えなくなるわけではありません。
〇〇だけ覚えておけばOKです。
具体的には、ケトチフェンフマル酸塩カプセルやドライシロップの後発品が複数の製薬会社から供給されています。院内採用薬リストを見直す際は、薬剤部と連携して在庫と供給体制を確認する作業が欠かせません。
参考)https://x.com/DSJP_info/status/1912452666606907593
ドラッグストアで販売されていたザジテンALシリーズと、医療機関で処方されるザジテン(処方薬)は、成分は同じケトチフェンでも位置づけが異なります。ALシリーズは2020年頃にすでに姿を消し、通販サイトでも新品の入手はほぼ不可能な状態です。
患者から「薬局で売っていたザジテンがない」と相談されるケースは今後も増えると予想されます。OTCと処方薬の販売中止タイミングがずれている点は、患者説明時に混同しないよう注意が必要です。
△△は問題ないんでしょうか?
医療機関で処方する分には、経過措置期間中であれば入手可能です。ただし患者がOTCでの継続を希望している場合は、小林製薬のヒストミン点鼻薬DXなど市販の代替品を案内する選択肢もあります。
参考)ザジテン点鼻薬が販売中止の理由はなぜ?後継や似てる商品も調査…
販売中止の情報は各製薬企業の医療関係者向けページやPDF通知で個別に出されるため、見落とされやすいという特徴があります。ノバルティスの「販売中止・移管製品情報」ページのように、年別リストで一覧化している企業もあります。
複数のザジテン関連製品が異なる年に段階的に販売中止となっている点は、意外と知られていません。院内の採用薬台帳を成分単位(ケトチフェン)で管理しておくと、こうした個別通知を見逃すリスクを減らせます。
つまり成分名での在庫管理が原則です。
切り替え作業を効率化する方法としては、各社の医療関係者向けサイトを定期的にブックマークしてチェックする運用が現実的です。院内の電子カルテに「経過措置満了日」を登録し、期限が近づいたら自動でリマインドされる仕組みを作っておくと安心です。
ノバルティスファーマの販売中止・移管製品情報(年別一覧、医療関係者向け)はこちら
サンファーマによるザジテンドライシロップ販売中止のお知らせ(経過措置期間の詳細)はこちら
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