あなたは「ウレパールにもジェネリックがある」と思っていませんか。実はウレパール自体が先発品で、後発品は「尿素クリーム」という統一名称で扱われることがほとんどです。

ウレパールクリーム10%の薬価は1gあたり4.6円で、後発品の尿素クリーム10%「SUN」は3.5円です。差額はわずか1.1円/gで、1本25g換算にすると30円弱の違いにすぎません。
大きな差益を期待して後発品に切り替える医療機関もありますが、実際の薄利さを知らないケースが多いです。
薄利ということですね。
一方で、後発品にはメーカーごとに添加物や基剤が微妙に異なる製品が複数存在します。パスタロンやケラチナミンコーワなど同じ尿素製剤でも規格や剤形の選択肢は豊富です。
処方する際は、患者の皮膚状態に合わせて剤形(クリームかローションか)を選ぶことが重要です。使用感の違いを理解した上で選定することをおすすめします。
後発品を選ぶ際、成分表記が「尿素クリーム10%」という統一名称になっている点に注意が必要です。ウレパールという商品名で処方箋を書いても、薬局では自動的に後発品へ変更されることがあります。
これは一般名処方の普及によるものです。
つまり一般名処方が原則です。
厚生労働省は後発医薬品の使用促進を進めており、後発品への変更調剤が進んでいる背景があります。患者によっては「ウレパールと同じ薬か」と疑問を持たれることも多いでしょう。
その場合は、有効成分が同じ尿素10%であることを説明すれば問題ありません。成分名と商品名の違いを一言添えるだけで、患者の不安は解消されやすくなります。
ウレパールクリーム10%の副作用として、刺激感が3.69%、そう痒感が0.98%報告されています。ローション剤では刺激感3.4%、潮紅1.0%というデータもあります。
これは他の尿素製剤と比較しても大きな差はありません。
痛いですね。
角質溶解作用を持つ尿素製剤は、皮膚のバリア機能が低下している部位に使用すると刺激を感じやすい特徴があります。特に亀裂や皸裂がある患部では、しみるような感覚を訴える患者が一定数います。
このリスクを避けるため、患部の状態を確認したうえで低濃度製剤から開始する運用が有効です。皮膚科診療で使われる問診シートを活用すると、初回使用時の刺激感の有無を記録しやすくなります。
ウレパールおよびその後発品は、魚鱗癬・老人性乾皮症・進行性指掌角皮症・掌蹠角化症など複数の角化性皮膚疾患に適応があります。剤形はクリームとローションの2種類で、部位や症状の程度に応じて選び分けます。
かかとのように角質が厚い部位にはクリーム、広範囲の乾燥にはローションが向いています。
用途で選ぶのが基本です。
後発品でも適応症は先発品と同一のため、処方変更による治療効果の差はほとんど報告されていません。ただし添加物の違いにより、まれにアレルギー反応が出るケースもあります。
初めて後発品に切り替える患者には、数日間の経過観察を勧めることが安心材料になります。
実は市販の尿素クリームとウレパールには、尿素濃度や添加物の設計に違いがあります。市販薬は10%前後の濃度が中心ですが、医療用は症状に応じて濃度調整された製剤が選択できる点が異なります。
市販薬で代用しようとする患者も少なくありません。
代用は慎重にが原則です。
医療用のウレパールやその後発品は、医師の診断のもとで濃度や剤形を調整できるため、重症度に応じた治療が可能です。市販薬だけで自己判断を続けると、症状が悪化してから受診するケースも見られます。
処方の際は、市販薬との違いを簡潔に伝え、症状が改善しない場合は早めの再受診を促す説明を加えるとよいでしょう。
ウレパールの適応症・用法用量の詳細はKEGG医療用医薬品情報で確認できます。
先発品と後発品の薬価比較資料はサンファーマ株式会社の公開資料で確認できます。

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