参考)No.1129 特定一般用医薬品等購入費を支払ったとき(医療…
医療現場で患者に説明する際は、「併用できるか」ではなく「どちらが有利か」を軸に案内すると誤解が減ります。国税庁の説明でも、両制度は二者択一であることが明記されています。
参考)No.1131 セルフメディケーション税制と通常の医療費控除…
参考)【確定申告書等作成コーナー】-医療費控除とセルフメディケーシ…
実務上は、年間の医療費総額とOTC医薬品の購入額を分けて集計し、控除額の大きい制度を選ぶのが基本です。世帯単位の支出が多い年は通常の医療費控除、軽微な受診が少なく市販薬中心の年はセルフメディケーション税制が候補になります。
意外に見落とされやすいのは、家族分の支出でも申告する人本人の一定の取組が要る点です。つまり、家族の誰かが健診を受けていても、申告者本人の要件を満たさなければ適用できません。
参考)【シミュレーション】セルフメディケーション税制と医療費控除、…
判断のコツは、単純に支出額だけで比較しないことです。高額療養費や入院給付金がある場合は通常の医療費控除の控除額が縮みやすく、逆に市販薬の購入が多い年はセルフメディケーション税制が有利になりやすいです。
現場での実務上の注意点は、レシートと健診結果を同じファイルで保管しておくことです。申告書類そのものより、あとから確認を求められたときに提示できる状態を作っておく方が重要です。
このテーマは税務だけでなく、医療リテラシーの話でもあります。市販薬で済ませた軽症対応を記録し、必要時には受診へつなぐ視点を持つと、セルフメディケーション税制の本来の趣旨にも合致します。
参考:国税庁のタックスアンサーには、通常の医療費控除とセルフメディケーション税制の違い、必要書類、明細書の扱いが整理されています。
制度の一次情報を確認するなら、医療費控除の計算と申告手続きがまとまった案内が有用です。
国税庁 医療費控除の案内
セルフメディケーション税制の選択適用と、通常の医療費控除との関係は次の解説が参考になります。