
精神的依存は、使いたい気持ちが強くなり、自分の意思で使用を止めにくくなる状態です。
参考)薬物乱用は、心も体もボロボロにしてしまいます
厚生労働省の資料では、飲酒したいという強烈な欲求や節酒できない状態が、精神依存の中心として整理されています。
参考)https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/alcohol/ya-016.html
医療現場では「気持ちの面でやめられない」と説明すると伝わりやすく、渇望の強さや薬物探索行動の有無が重要な観察点になります。
参考)依存症とは何か—身体依存と精神依存 (BRAIN and N…
・強い欲求が続く
・使わないと落ち着かない
・生活よりも使用が優先される
・再使用の引き金が感情や環境にある
身体的依存は、物質の存在に体が適応し、やめたり減らしたりすると離脱症状が出る状態です。
参考)https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/dl/s0604-7d_0001.pdf
代表例として、手指のふるえ、発汗、不眠、不安、けいれんなどが挙げられます。
同時に、同じ量では効きにくくなる耐性がみられることもあり、使用量が増えやすくなります。
参考)https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/yakubutsuranyou_taisaku/kaigi/zenkoku_h29/dl/s15-1.pdf
・体が物質に慣れていく
・中止で症状が出る
・量を増やしやすい
・重症では意識障害や発作も起こりうる
精神的依存と身体的依存は、別々の概念ですが、実際の依存症では同時に起こることが少なくありません。
参考)精神依存・身体依存
長期間の反復使用で、報酬系に関連する行動の強化が進み、心の欲求と身体の適応が重なっていきます。
参考)薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ
そのため、患者説明では「気持ちの問題」か「体の問題」かの二択にせず、両方の側面を分けて整理することが大切です。
・精神依存は再使用を誘発しやすい
・身体依存は中止時の離脱で再使用を促しやすい
・両者が相互に悪循環をつくる
・断薬後の再発予防では両方への対応が必要
アルコール依存症では、精神依存と身体依存の両方が問題になりやすく、単なる飲み過ぎとは区別が必要です。
参考)アルコールによる健康障害
精神依存としては、飲酒のコントロールがきかない、飲酒や回復に多くの時間を使う、悪影響があってもやめられない、といった特徴があります。
身体依存としては、断酒時の手指振戦や発汗などの離脱症状、そして以前より多く飲まないと酔えない耐性が重要です。
・飲酒量だけでは判断しない
・生活への影響を確認する
・断酒時の症状を確認する
・節酒失敗の反復を確認する
医療従事者向けには、精神的依存と身体的依存を「再使用の引き金」と「中止の反応」で分けて考えると実務に落とし込みやすくなります。
前者は感情、環境、習慣、期待が関与しやすく、後者は中止後の生理的反応として現れます。
この切り分けを意識すると、問診、離脱評価、家族への説明、再発予防の指導が一貫しやすくなります。
参考)薬物依存症 (やくぶついぞんしょう)とは
・再使用のきっかけを拾う
・離脱の有無と重症度を確認する
・耐性の進行を見逃さない
・説明は「心」と「体」を分けて行う
参考になる厚生労働省の整理では、精神依存・身体依存・耐性・離脱をまとめて理解でき、患者説明や院内教育の土台になります。
厚生労働省のアルコール依存症解説
依存症の基礎知識を短く確認したい場合は、東京都保健医療局の薬物乱用の解説が、渇望と離脱症状の対比をつかむのに役立ちます。
東京都保健医療局の薬物乱用基礎知識
医師向けの学術的な整理を確認するなら、医書.jp掲載の特集で身体依存と精神依存、渇望の用語関係を押さえられます。
医書.jpの依存症特集
【指定医薬部外品】 新ビオフェルミンS錠 550錠 61日分整腸剤 大正製薬【Amazon.co.jp限定】 [乳酸菌/ビフィズス菌/フェーカリス菌/アシドフィルス菌 配合] 腸内フローラ改善 便秘や軟便に