
ポビドンヨード製剤の添付文書において、最も明確な禁忌として記載されているのが「本剤またはヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者」です。 これは絶対的な使用禁止事項であり、過去にポビドンヨードやヨウ素含有製剤の使用で蕁麻疹、呼吸困難、アナフィラキシーショックなどの過敏反応を起こした患者には、いかなる場合でも使用してはなりません。
参考)https://www.yoshida-pharm.co.jp/files/pamphlet/6.pdf
值得注意的是、过敏反应的诱因可能不仅仅是碘本身。有病例报告指出,聚维酮碘中的赋形剂「ポリビニルピロリドン(PVP)」也可能是过敏性休克的诱因。 例如,有19岁女性在拔牙后使用碘伏消毒出现休克症状,经皮肤点刺试验确认对PVP呈阳性反应。 因此,即使患者过去对碘本身没有过敏反应,如果曾对含有PVP的药品(包括某些止痛药、眼药水、消毒剂等)出现过敏反应,也应谨慎评估使用风险。
参考)https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20130222te1&fileId=230
甲状腺機能に異常のある患者(バセドウ病、橋本病、甲状腺機能低下症など)に対しては、ポビドンヨードは「慎重投与」とされています。 これは、血中ヨウ素の調節ができず、甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがあるためです。
ヨウ素は甲状腺ホルモンの原料ですが、過剰摂取により「ウォルフ・チャイコフ効果」が生じ、甲状腺ホルモン合成が一時的に抑制され、甲状腺機能低下を招くことがあります。 特に日本は海藻類の摂取により元々ヨウ素摂取量が多いため、追加的なヨウ素摂取による影響が出やすいとされています。
参考)甲状腺患者さんのうがい薬について:安全な選び方と注意点 - …
日本新生児成育医学会雑誌 第33巻 第1号 80 ~ 84 頁(2021 年)
参考:超低出生体重児にヨード含有消毒薬を頻回使用し、甲状腺機能低下症を発症した症例報告。尿中ヨウ素濃度396μg/Lと高値であった。
医療現場では、甲状腺疾患患者のうがい薬や術前消毒にポビドンヨードを使用する際、TSHやFT4などの甲状腺機能検査値の変動に注意が必要です。 日本甲状腺学会や米国甲状腺学会(ATA)も、甲状腺疾患を持つ患者に対してヨウ素含有製品の使用を控えるよう勧告しています。
参考)うがい薬イソジン/ポビドンヨードで甲状腺障害[橋本病 甲状腺…
新生児、特に早産児や超低出生体重児に対してポビドンヨードを使用すると、一過性の甲状腺機能低下症を発症するリスクがあります。 症例報告では、在胎週数27週4日、出生体重468gの超低出生体重児に末梢静脈挿入式中心静脈カテーテル留置処置が頻回に行われ、その際にヨード含有消毒薬を使用したところ、TSH>120μIU/mL、FT3 1.53pg/mL、FT4 0.22ng/mLと甲状腺機能低下所見を認めた例があります。
参考)日本新生児成育医学会雑誌 第33巻 第1号 80 ~ 84頁…
妊娠中および授乳中の婦人に対しても、長期にわたる広範囲の使用を避けるよう添付文書に記載されています。 妊娠末期・授乳中にポビドンヨード咽頭スプレー剤を多用した母親の児に、ヨード過剰による新生児一過性甲状腺機能低下を認めた報告があります。 また、ポビドンヨード製剤を腟内に長期間使用し、新生児に一過性の甲状腺機能低下があらわれたとの報告もあります。
参考)https://www.yoshida-pharm.co.jp/files/pamphlet/39.pdf
ポビドンヨードはヨウ素(ヨード)の化合物で(福岡県薬剤師会)
参考:妊婦・授乳の方への使用注意、ヨウ素の胎児・赤ちゃんへの移行リスクについて解説。
母乳中のヨウ素濃度も上昇することが報告されており、乳汁中の総ヨウ素値が一過性に上昇した例があります。 したがって、産科・新生児科領域では、ポビドンヨードの代替消毒薬(クロルヘキシジンなど)の使用を検討することも重要です。
ポビドンヨード製剤は、体腔内(腹腔内、胸腔内、縦隔内など)への使用が明確に禁止されています。 これは、体腔内に使用した症例で不穏、せん妄、電解質異常、肺気腫などの重篤な副作用が報告されているためです。
参考)https://kirishima-mc.jp/data/wp-content/uploads/2023/04/06474ae745021e89b4658a3ffd998180.pdf
添付文書には「本剤は外用剤であるので、経口投与、吸入、注射及び体腔内(腹腔内、胸腔内等)に使用しないこと」と明記されています。 手術野の消毒においても、粘膜への使用は一部の製剤で認められているものの、体腔内への流入を防ぐ配慮が必要です。
参考)https://med.nipro.co.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=00P5h00000Kb9UkEAJ
この禁忌は、ポビドンヨードが粘膜や体腔から吸収されやすく、血中ヨウ素値が急激に上昇するリスクがあることに起因します。 腹腔内洗浄や胸腔内ドレナージ時の消毒にポビドンヨードを使用することは絶対に避けるべきです。
ポビドンヨードの誤嚥・誤飲により、重篤な肺障害をきたした症例報告が複数存在します。 3歳女児が扁桃アデノイド切除術時に口腔内に用いたポビドンヨードを誤飲し、重篤な呼吸不全を呈した例、20歳女性が顔面手術の際に口腔内の消毒に用いた0.2%ポビドンヨードを誤嚥し、重篤な肺障害をきたした例、17歳女性が経蝶形骨洞下垂体腫瘍摘出術の際に気管内チューブのカフ漏れがあり、0.7%ポビドンヨードを誤嚥して重篤な肺障害をきたした例などが報告されています。
これらの症例は、ポビドンヨードが気道内に流入することで化学性肺炎や急性肺損傷を引き起こすリスクを示しています。 口腔内や咽頭部の消毒を行う際、特に全身麻酔下の手術や、嚥下機能が低下している患者に対しては、誤嚥防止に十分な注意を払う必要があります。
少量の誤飲であれば遊離ヨウ素が少ないため、重篤な症状は稀であり問題ないとされていますが、 多量に誤飲した場合は、服用後1~2時間以内であれば微温湯、生理食塩液で胃洗浄した後、活性炭を投与するなどの対応が必要です。
重症の熱傷患者に対してポビドンヨードを長期かつ広範囲に使用すると、ヨウ素の吸収により血中ヨウ素値が上昇し、重篤な副作用を引き起こすリスクがあります。 65歳男性の症例では、熱傷患者の創傷感染症に対し、10%ポビドンヨードゲルの塗布を1日1回270g同部位に行なったところ、治療開始16日後に突然不穏様の症状を呈し、高度徐脈、血圧低下、腎不全が出現し、症状出現3日後に死亡しました。 この症例の血清総ヨード量は20600µg/dL(正常域 4~9µg/dL)と著しく高値でした。
また、熱傷患者にポビドンヨードを使用し、代謝性アシドーシスが起こった報告もあります。 熱傷皮膚面はバリア機能が低下しており、ポビドンヨードの吸収が著しく増加するため、少量の長期使用でも血中ヨウ素値が上昇するリスクがあります。
健栄製薬 消毒剤の毒性、副作用、中毒 7.ポビドンヨード
参考:ポビドンヨードの中毒量、甲状腺機能障害、ショック、急性腎不全、肺障害などの症例報告が詳細に記載。
重症熱傷患者に対する消毒には、ポビドンヨードの代替としてクロルヘキシジンやアルコール製剤の使用を検討することが推奨されます。
参考)Y's Square:病院感染、院内感染対策学術情報 | グ…
ここまでは添付文書に記載されている禁忌と慎重投与事項を中心に見てきましたが、医療従事者が見落としがちな重要なポイントとして、ポビドンヨード中の「ポリビニルピロリドン(PVP)」によるアレルギー反応があります。
参考)https://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20061219te1&fileId=106
PVPは、ポビドンヨードの安定化剤として使用されている高分子化合物で、医薬品、化粧品、医療機器など広く使用されています。 しかし、PVP自体がI型アレルギー(アナフィラキシー)を誘発する可能性があり、過去の症例報告では、PVP含有の鎮痛薬、駆虫薬、眼科用薬、手術用具洗浄液など、多様な製品でアナフィラキシーが報告されています。
特に注意すべきは、PVPアレルギーの患者がポビドンヨードを使用した場合、ヨウ素アレルギーではなくPVPアレルギーとして反応する可能性があることです。 これにより、「ヨウ素アレルギーはないから大丈夫」と判断してポビドンヨードを使用した結果、アナフィラキシーショックを起こすリスクがあります。
食品安全委員会 ポリビニルピロリドン(PVP)のアレルギー誘発性に関する症例報告
参考:PVP含有医薬品によるアナフィラキシー症例報告、PVPのスクラッチテスト陽性例など詳細なデータ。
医療従事者は、患者のアレルギー既往を聴取する際、「ヨウ素」だけでなく「PVP」「ポビドン」「ポリビニルピロリドン」を含む製品への反応も確認することが重要です。また、ポビドンヨード使用後に過敏症状が出現した場合は、ヨウ素だけでなくPVPも原因物質として考慮し、必要に応じて皮膚科やアレルギー科での専門的な評価を受けることを推奨します。
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