
第130回日本眼科学会総会は、2026年4月9日(木)から4月11日(土)までの3日間、福岡国際会議場およびマリンメッセ福岡A館・B館を会場として開催されました。 日本眼科学会総会は国内最大の眼科系学術集会であり、毎年約1万人以上の眼科医療従事者が参加する大規模な学会です。
2026年のテーマは「眼科医療の新たな地平〜AI・遺伝子治療・再生医療の融合〜」と題され、最新の眼科医療技術から基礎研究まで幅広い演題が発表されました。特に注目すべきは、近年急速に進歩している遺伝子治療や再生医療に関するシンポジウムが多数設定されていた点です。
本学会の特徴として、現地開催に加えてオンデマンド配信が実施されており、参加登録を済ませた方は会期後もしばらくの間、主要なプログラムをオンラインで視聴することが可能です。 この仕組みにより、遠隔地にお住まいの方や、臨床業務で現地参加が難しい医療従事者でも、最新の知見をキャッチアップできるようになっています。
参考)https://convention.jtbcom.co.jp/62jsoo/data2/Information_for_participants.pdf
参加登録はオンライン登録のみで受け付けられており、会場での参加費支払い窓口は設置されていません。 参加登録は学会公式ホームページから行い、クレジットカードまたは銀行振り込みのいずれかで支払いを完了させる必要があります。
参考)参加登録・参加者へのご案内|BCVR/ISHR2026
参加費用は以下の通りです。
日本眼科学会の会員である場合は、会員マイページからログインして参加登録を行うことで、スムーズに手続きを完了できます。 非会員の方でも参加は可能ですが、学会誌の閲覧や専門医制度の単位取得など、会員限定のサービスもあるため、眼科医療従事者であれば入会を検討する価値があります。
参考)https://www.nichigan.or.jp/member/news/detail.html?itemid=883&dispmid=917
参加登録時に注意すべき点として、抄録集の印刷および事前発送は行われず、電子抄録として学会ホームページに掲載される形式となっています。 環境配慮型の運営がなされており、参加者はスマートフォンやタブレット、PCからいつでも抄録を閲覧できる仕組みです。
オンデマンド配信の期間は、2026年4月の現地開催終了後から約2〜3ヶ月間設定されるのが通例です。 具体的な配信期間については、参加登録完了後に送られる案内メールや学会公式ホームページで発表されます。
視聴方法は以下の手順で行います。
1. 学会公式ホームページの「マイページ・オンデマンド配信」ページにアクセス
2. 参加登録時に入力したメールアドレス(ログインID)とパスワードでログイン
3. 視聴したいプログラムを選択して再生
オンデマンド配信対象プログラムは、基調講演、教育講演、一部のシンポジウムなど、学術的に重要なセッションが中心となります。 一般演題のポスター発表や口演については、電子抄録集での閲覧がメインとなり、動画配信は行われない場合もあります。
参考)メニコン、BCLA Asia 2026・第68回日本コンタク…
専門医制度の研修単位を取得したい方は、配信期間中に必ず視聴を完了させる必要があります。単位認定には、視聴完了証明書の発行や、視聴後のアンケート回答が求められる場合があります。 配信期間を過ぎると視聴できなくなるため、計画的な学習スケジュールを立てることが重要です。
第130回日本眼科学会総会のプログラム・抄録集は、オンラインにて発行される電子抄録形式です。 印刷物の配布は行われず、参加者は学会公式ホームページからPDFまたはWebブラウザ上で閲覧する形式となっています。
電子抄録集の主な特徴。
抄録集には、一般演題、教育講演、シンポジウム、ワークショップなど、すべての学術プログラムの概要が掲載されています。 演題登録時に提出された抄録本文は、プログラム・抄録集およびホームページに掲載されるため、参加者は事前に興味のある演題をピックアップして視聴スケジュールを立てることができます。
参考)演題登録|学術総会|日本眼科AI学会 Japanese So…
また、日本眼科学会会員の場合は、会員マイページから日本眼科学会雑誌(JJO)のオンライン版も閲覧可能です。 学会総会で発表された優秀な演題は、後に学会誌に掲載されることもあり、より詳細な情報を得るためには学会誌のチェックも推奨されます。
参考)https://www.nichigan.or.jp/news/detail.html?itemid=966&dispmid=1050
日本眼科学会専門医制度では、学会総会への参加が専門医更新のための診療実績・学術業績として認定されます。 オンデマンド配信を視聴した場合でも、所定の手続きを踏むことで専門医制度の研修単位を取得することが可能です。
単位取得の主な要件。
認定期間ごとに診療実績の提出が必要となるため、専門医更新終了日までに必ず手続きを完了させる必要があります。 提出方法は会員マイページにログインし、所定のフォームから行います。
意外な情報として、オンデマンド配信の視聴時間は自動的に記録されており、どのプログラムを何分視聴したかがシステム上で管理されています。 このため、単位認定のための視聴証明書を別途発行する必要がない場合が多く、手続きが簡素化されています。ただし、システム上の記録と実際の申告内容に齟齬がないか、必ず確認を行うことが重要です。
ここからは、他の記事ではあまり触れられていない、医療従事者ならではのオンデマンド活用戦略について解説します。
1. 視聴スケジュールの最適化
臨床業務で忙しい眼科医やコメディカルの方は、オンデマンド配信を効果的に活用することで、最新の知見を効率的にキャッチアップできます。推奨される戦略は以下の通りです。
2. 学習効果の最大化
3. 研究・論文執筆への応用
学会で発表された最新の知見は、自身の研究や論文執筆にも役立ちます。 抄録集に掲載された演題の中から、自身の研究テーマに関連するものをピックアップし、参考文献として引用することで、論文の質を高めることができます。
参考)高山 卓也
特に注目すべきは、日本眼科学会総会で発表された優秀演題は、後に日本眼科学会雑誌(JJO)や国際誌に掲載されることが多い点です。 抄録だけでなく、その後発表されたフルペーパーを追跡することで、より深い知見を得られます。
参考)https://www.nichigan.or.jp/member/journal/guideline/detail.html?itemid=969&dispmid=909
4. コストパフォーマンスの向上
参加費用10,000円〜12,000円(会員・非会員)を最大限に活用するためには、以下のポイントが重要です。
日本眼科学会 公式ホームページ
参考:日本眼科学会の最新情報、会員マイページ、学会誌閲覧など
眼瞼けいれん診療ガイドライン第3版(2026)
参考:2026年8月に公開された最新の診療ガイドライン、臨床現場で活用可能
学術集会の一覧(UMIN)
参考:2026年の眼科系学会スケジュール、関連学会の参加計画に有用