厚生労働省系の統計をもとにした医師年収データでは、20代のうちでも初期研修修了後は収入が上がりやすく、25~29歳では700万円台に乗る例が示されています。
参考)勤務医・開業医の平均年収(性別・年齢・科目別)で比較
内科医の年収は診療科内でも幅があり、内科全体の平均は約1247万円、内科系で見ても条件次第で上下します。
参考)医師の平均年収はどれくらい?年齢や診療科、勤務形態による違い…
20代は「まだ低い」と一括りにされがちですが、実際には研修段階か専攻医段階かで、かなり見え方が変わります。
医学部卒業直後の初期研修医は、診療の責任が限定される一方で、実務に慣れる時期でもあります。
この時期はアルバイトが制限されることがあり、収入を大きく上げにくいのが特徴です。
20代の収入を語るときは、年収額だけでなく、当直回数、外勤の可否、住宅手当の有無まで含めて見る必要があります。
特に内科は、外来、病棟、検査、救急初期対応の比重が勤務先ごとに異なるため、年収の見え方がぶれやすい分野です。
大学病院、公立病院、民間病院、クリニックでは、20代内科医の給与設計がかなり違います。
大学病院や国公立病院は教育や研究の比重が高く、年収は抑えられやすい傾向があります。
一方、民間病院は人材確保のために給与水準が高くなりやすく、若手でも条件が良い求人があります。
参考)医師の平均年収ランキング【年代・診療科・地域・経営母体別】 …
内科系の中でも循環器内科や透析、訪問診療は比較的高めの傾向が見られ、健康診断は低めです。
20代で年収を重視するなら、科目よりも勤務先と地域の組み合わせが効いてきます。
参考)内科医の年収は高い?低い? 働き方別の比較と収入アップの方法…
20代内科医が年収を上げる王道は、医師不足地域、民間病院、当直ありの勤務先を選ぶことです。
さらに、専攻医以降で規則上可能なら、定期非常勤やスポット勤務を組み合わせる方法もあります。
意外に見落とされやすいのは、同じ年収でも控除や手当の条件で実収入が変わる点です。
給与明細の額面だけでなく、固定残業、当直手当、交通費、住居補助まで比較すると、20代の実質年収はかなり違って見えます。
20代内科医の年収は、キャリアの「入り口価格」として見ると判断しやすくなります。
つまり、今の年収が低めでも、専門医取得後にどの職場へ移るかで3年後、5年後の収入曲線が変わります。
短期収入だけを追うと、症例経験や人脈形成が弱くなることがあり、長期では不利になる場合があります。
内科医は全体として需要が高く、働き方の選択肢が多いからこそ、20代で「何を優先するか」を明確にすると失敗しにくくなります。
参考)https://www.phchd.com/jp/medicom/park/idea/opening-internist-annualincome