
神戸赤十字病院は、兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通に所在する日本赤十字社の病院です。公表されている施設概要および厚生労働省の医療情報ネットによると、同院の許可病床数は合計310床であり、すべて一般病床です。療養病床、精神病床、結核病床、感染症病床は設けられていません。
「病床数」は、単に病院規模を示す数字ではありません。どの種類の病床を何床持つかによって、患者の受入対象、診療の時間軸、スタッフ配置、地域医療機関との連携方法が異なります。神戸赤十字病院の310床は慢性期の長期療養を主目的とする構成ではなく、救急・手術・重症管理・急性期治療を中心に運用される病床群として理解することが重要です。
厚生労働省の医療情報ネットでは、一般病床310床、病床総数310床と掲載されています。また、兵庫県の病床機能報告関連資料でも、一般病床310床が示されています。医療従事者が病院の機能を把握する際には、病床数だけでなく、病床種別、病床機能、稼働状況、ICU等の特定部門の病床数を併せて確認する必要があります。
参考)https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2430/initialize?kikanCd=1280000330&kikanKbn=1&prefCd=28kikanKbn=1href="https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2430/initialize?kikanCd=1280000330&kikanKbn=1&prefCd=28">https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2430/initialize?kikanCd=1280000330&kikanKbn=1&prefCd=28prefCd=28" target="_blank" rel="noopener">神戸赤十字病院(兵庫県神戸市中央区/春日野道駅)|医療情報ネ…
神戸赤十字病院 施設概要
医療情報ネット 神戸赤十字病院
神戸赤十字病院の施設概要では、総病床数310床の内訳として、一般病棟が6病棟、各50床、さらにICUが10床と示されています。したがって、一般病棟300床とICU10床を合わせた310床という構造です。病棟のベッド数が均一に設計されていることは、病棟運営、看護配置、入退院調整、患者移送の観点からも把握しておきたいポイントです。
ICUの10床は、人工呼吸管理、循環管理、多臓器不全への対応、術後重症管理、重症外傷、救急搬送患者への集中治療などを担う病床として重要です。病床数全体に占めるICU病床の割合は約3.2%であり、310床規模の急性期病院として一定の重症患者受入能力を持つ体制といえます。ただし、実際の運用では季節性の感染症流行、救急搬送の集中、手術件数、スタッフ確保、周辺地域の病床逼迫などによって稼働状況が変動します。
| 項目 | 基準・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 総病床数 | 310床 | 平時における施設概要上の総病床数 |
| 一般病棟 | 300床 | 50床×6病棟で構成 |
| ICU | 10床 | 重症患者の集中治療を担う病床 |
| 一般病床 | 310床 | 許可病床は全て一般病床 |
| 療養・精神・結核・感染症病床 | 0床 | 病床種別としては設置なし |
| 災害時病床数 | 500床 | 災害時に受入能力を拡張する想定 |
なお、ICU病床は一般病床の一部として計上されることがあるため、「一般病床310床」と「一般病棟300床+ICU10床」は矛盾しません。前者は医療法上の病床種別による整理、後者は院内の病棟・病室機能による整理です。この区別を押さえると、行政資料、病院公式サイト、診療報酬上の届出情報を読み比べる際の混乱を減らせます。
兵庫県が公開している公的医療機関等2025プランでは、神戸赤十字病院の病床機能は高度急性期10床、急性期300床と整理されています。これは、ICUに相当する高度急性期機能10床と、一般病棟を主軸とする急性期機能300床の構成を示すものです。回復期および慢性期病床は0床とされており、治療後のリハビリテーションや長期療養を院内病床で継続するというより、地域の医療・介護資源と連携する役割が中心になります。
急性期病院の病床では、救急外来や紹介患者の受入れ、検査、手術、薬物療法、集中治療、早期離床、退院支援を短期間で連動させることが求められます。患者の状態が安定し、専門的な急性期治療の必要度が低下した段階では、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、療養病床、在宅医療などへの移行を検討する流れになります。
医療情報ネットには、前年度1日平均入院患者数として253人が掲載されています。これは許可病床数310床と同一ではなく、特定時点または年度内の患者在院状況を平均化した指標です。病床数を評価する際には、許可病床数、稼働病床数、平均在院患者数、病床利用率、平均在院日数を混同しないことが大切です。
神戸赤十字病院は、平時の総病床数を310床としつつ、災害時には500床まで受入体制を拡張することを施設概要で示しています。この「災害時500床」は、通常の許可病床310床が恒常的に500床へ増えるという意味ではありません。大規模災害、広域救急事案、多数傷病者発生時などに、病院の災害医療機能を活用して患者受入能力を拡大する想定を示すものです。
同院は兵庫県災害医療センターに隣接し、基幹災害拠点病院としての役割を担っています。災害拠点病院には、DMAT等の派遣・受入れ、広域搬送患者への対応、救護班活動、医薬品・医療資器材の確保、非常用電源や通信体制の整備など、多層的な災害対応力が求められます。病床数の数字は、その一部を表す指標に過ぎず、実際には人員、空間、物流、トリアージ、病院前救護、地域調整を含む運用体制が重要です。
医療従事者の視点では、災害時の増床を「通常病棟の空床数」とだけ捉えないことが必要です。外来スペースや救急部門、待機可能区域の活用、軽症者と重症者の導線分離、入院患者の早期転院・退院調整、スタッフの非常招集、近隣医療機関との病床融通などを組み合わせて、受入容量を拡大します。災害対応における500床は、こうした病院全体のサージキャパシティを示す目安として読むべき情報です。
参考)施設概要
「神戸赤十字病院の病床数」を調べる場合は、最初に公式サイトまたは厚生労働省の医療情報ネットで、現時点の許可病床数と病床種別を確認することが基本です。神戸赤十字病院については、公式の施設概要で総病床数310床、災害時500床、一般病棟300床とICU10床が公表されています。医療情報ネットでも一般病床310床、合計310床と掲載されており、基礎的な確認情報として有用です。
一方、病床機能報告や地域医療構想に関する資料では、高度急性期、急性期、回復期、慢性期という別軸で病床が整理されます。神戸赤十字病院では高度急性期10床、急性期300床とされており、一般病床310床という病床種別の数字と対応します。採用、紹介、転院調整、連携先選定、病院比較、地域医療分析などの場面では、数字の定義を確認してから利用することが重要です。
また、行政資料には作成時点が明記されている場合があり、将来的な病棟再編、施設改修、病床機能の変更、感染症流行時の臨時運用などを反映しないことがあります。病床数の最新性が業務上重要な場合は、公式サイト、医療情報ネット、病院への地域医療連携窓口を順に確認し、必要に応じて直接照会する運用が安全です。神戸赤十字病院の病床数は310床と把握したうえで、急性期300床と高度急性期10床、そして災害時500床の受入想定まで含めて理解すると、同院の役割をより正確に捉えられるでしょうか?