ビグアナイド薬の種類・一覧から作用機序・禁忌・配合剤まで、医療従事者向けに詳しく解説。乳酸アシドーシスのリスク管理や造影剤検査時の休薬など、臨床現場で役立つ情報を網羅。安全に使いこなせていますか?
胃・十二指腸潰瘍 症状と診断治療
胃・十二指腸潰瘍の症状、検査、治療、再発予防を医療従事者向けに整理します。見逃しやすい無症状例や、鑑別で重要な病態まで押さえると何が変わるのでしょうか?
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胃潰瘍と十二指腸潰瘍は、ともに上腹部痛が中心ですが、胃潰瘍は食後に痛みやすく、十二指腸潰瘍は空腹時や夜間に痛みやすい傾向があります。胸やけ、胃もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振も伴い、無症状のまま健診で見つかる例もあります。症状だけで部位を断定せず、経過と誘因を合わせて考えることが重要です。
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吐血、黒色便、タール便、貧血、動悸、ふらつきは出血を示唆し、穿孔では持続する強い腹痛と発熱が問題になります。心窩部痛に見えても胆嚢炎、膵炎、虚血性心疾患などが紛れるため、緊急度の判断が欠かせません。高齢者では痛みが乏しく、貧血で初めて気づくこともあります。
参考)胃潰瘍と十二指腸潰瘍
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診断の基本は上部消化管内視鏡で、必要に応じて生検を行い、悪性疾患やびらんとの鑑別を進めます。上部消化管造影は潰瘍の大きさや変形の把握に役立ち、血液検査や腹部エコーを組み合わせることで他疾患の除外に近づきます。似た症状を起こす機能性ディスペプシアや逆流性食道炎を念頭に置くと、過剰診断と見逃しの両方を減らせます。
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治療の柱は胃酸分泌抑制薬で、ピロリ菌陽性なら除菌が再発予防の中心になります。内視鏡的止血術が必要な出血性潰瘍では、クリッピングや局注で救命的介入を行います。NSAIDsやアスピリン内服例では予防投与も重要で、背景因子を切り分けて対応する発想が実務では有用です。
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意外に重要なのは、痛みの強さだけでは重症度を測れない点です。無症状でも進行例があり、逆に強い痛みでも潰瘍以外の病態が隠れていることがあります。上腹部痛を「胃痛」と決めつけず、服薬歴、喫煙、飲酒、ストレス、既往歴まで拾うと、診療の精度が上がります。