1Dayコンタクトなら装用したまま点眼しても大丈夫と、あなたも指導したことはありませんか?

フルメトロン点眼液は、フルオロメトロンというステロイド成分を含む点眼薬です。この成分と防腐剤のベンザルコニウムは、コンタクトレンズの素材に吸着しやすい性質を持っています。
添付文書やサンテン製薬の公式Q&Aでも、ハード・ソフト・ワンデーを問わず全種類でレンズを外してから点眼するよう明記されています。これは他の点眼薬でよくある「ハードなら大丈夫」「ワンデーなら問題ない」という例外が、フルメトロンには当てはまらないためです。
参考)コンタクトレンズの上からフルオロメトロン点眼液はさせる? &…
つまりレンズの種類は関係ないということですね。
粒子の大きい成分がレンズと角膜の間に挟まると、研磨剤のように角膜を傷つける可能性が高くなります。角膜の傷は自覚症状が少ないまま進行することもあり、放置すると治療が長引く原因になります。
装用中の患者にはこの仕組みを具体的に説明すると、納得を得やすくなります。
承認時までの調査では、総症例10,343例中で副作用が確認されたのは25例(0.24%)でした。数字だけ見ると少なく感じますが、内訳を見ると見過ごせない点があります。
主な副作用は眼圧上昇13件(0.13%)、眼刺激感・結膜充血5件(0.05%)、眼脂4件(0.04%)です。眼圧上昇は例えるなら、血圧で言う高血圧のようなもので、自覚症状がないまま進行しやすいのが厄介なところです。
連用によって数週間後から緑内障が現れることもあるため、定期的な眼圧検査が欠かせません。長期処方になるケースでは、次回診察で眼圧測定をスケジュールに組み込むよう指導すると漏れを防げます。
これは使えそうです。
現場では「ワンデーなら装用したまま点眼していい」という声を聞くことがあります。実際にAskDoctorsなどの相談サイトでも、眼科医によって回答が分かれている実例が報告されています。
参考)フルメトロン コンタクトに関する医師への質問182件 - 日…
しかしサンテン製薬の公式見解は、ワンデーも含めて全種類外してから点眼というものです。医師個人の経験則と、メーカーが示す添付文書上の基準にはズレがあることを知っておく必要があります。
患者説明の際は、公式の基準を優先して伝えるのが原則です。
一方で花粉症治療における抗アレルギー点眼薬は、HCL・ワンデーSCL・FRSCLならレンズ上からの使用が可能とされており、ステロイドとは扱いが異なります。この違いを患者に混同させないことが、服薬指導での重要なポイントになります。
参考)https://www.fujita-ganka.com/PDF/news18.pdf
点眼後にどれくらい待てばレンズを装着できるのか、疑問に思う方も多いはずです。目安としては、2ウィークタイプのソフトコンタクトなら5分以上あけるのが安全とされています。
参考)先週、左目が結膜炎になり、2種類の点眼薬をしてました...
5分というのは、電子レンジで一品温める程度の時間感覚です。この間にレンズケースの保存液を交換するなど、別の作業を挟むと待ち時間を無駄にせず過ごせます。
ハードコンタクトや1Dayタイプは装用したまま点眼しても比較的問題が少ないとされる一方、できる限り裸眼での点眼が推奨されています。防腐剤の影響を完全にゼロにはできないためです。
原則は「外して点す、時間を置いて戻す」ということです。
服薬指導の現場では、外してから点眼するという説明だけでは不十分なケースがあります。患者が普段どのタイミングでレンズを着脱しているか、生活パターンまで踏み込んで確認することが求められます。
例えば、朝の点眼と出勤前のレンズ装用が重なる患者には、点眼のタイミングを起床直後に前倒しする提案が有効です。逆に夜間のみレンズを外す患者には、就寝前点眼への切り替えを検討します。
保管方法にも注意が必要です。フルメトロンは振り混ぜても粒子が分散しにくくなることがあるため、容器を上向きに保管するよう指導することも忘れてはいけません。
保管方法まで伝えると患者の理解度が高まります。
薬液汚染を防ぐため、点眼時に容器の先端が目に直接触れないよう注意喚起することも基本的な指導内容です。こうした細かな点の積み重ねが、角膜ヘルペスや角膜真菌症といった感染症の誘発リスクを減らすことにつながります。
フルメトロンとコンタクトレンズ装用に関する公式Q&A(サンテン製薬)はこちら
フルメトロン点眼液の添付文書・副作用データの詳細はこちら(DI Station)
【指定医薬部外品】 新ビオフェルミンS錠 550錠 61日分整腸剤 大正製薬【Amazon.co.jp限定】 [乳酸菌/ビフィズス菌/フェーカリス菌/アシドフィルス菌 配合] 腸内フローラ改善 便秘や軟便に