チーム医療における看護師の役割は、保健師助産師看護師法に明確に示されています。
参考)https://iryogakkai.jp/2009-63-08/498-500.pdf
特に「療養上の世話」こそが、現代医療において看護師の専門性が最も発揮される領域です。
6 つのカテゴリー:
1. 患者・家族の一番身近にいてニーズの把握
- 他職種より患者・家族と一番かかわり共感できる
- 相談を受けたり患者・家族の訴え・希望を聴くことができる
2. 患者にとっての最善を見出し生活に考慮したケアの実践
- 患者が療養生活を安楽に過ごせるようにケアを実践する
- 個別性のあるケアを実践する
- 入院中から今後の生活を予測した支援をする
3. 些細な変化にも気づける多角的なアセスメント能力
- 患者のおかれた状況を多角的に捉えられる能力が必要
- 常に観察し患者の些細な変化に気づくことができる
4. チームで患者に良い援助ができる情報の共有
- 他職種と情報を共有する
- 情報の伝達を確実に行うことが大切
- カンファレンスでの積極的な発言が必要
5. チーム内での人間関係づくりの推進
- 看護師から他職種の連携を促進する
- コミュニケーションを大切にして他職種との関係づくりを行う
- 患者・家族と他職種の間を調整する
6. 他職種の専門性を尊重した活用
- 他の専門職の役割について十分な理解が必要
- 患者の問題に合わせて他職種に介入を依頼する
多職種連携において、看護師は調整役としての重要な役割を担っています。
参考)チーム医療のかなめ!多職種連携における看護師の役割 - Ca…
連携の具体例:
看護師は、これらの専門職と協力し、患者に最適な治療計画を策定します。
特に重要なのは、看護師が患者の身体的および心理的なニーズに応え、治療計画の策定と実施において中心的な役割を果たすことです。
厚生労働省:チーム医療における看護師等の役割に関する資料
この資料には、チーム医療推進のための看護師の具体的な役割と実践例が記載されています。
認識されている課題:
教育的介入の重要性:
1. アセスメント能力をさらに高めるための振り返り機会の提供
2. 多職種によるディスカッションやプレゼンテーションを通じた発信力の向上
3. 新人研修の段階からの多職種連携教育による相互理解の深化
4. 多職種で共同の研修を実施し、チームで対象者のケアにかかわることの意義を実感する機会
ここからは、あまり知られていない意外な視点について解説します。
看護師の調整役としての機能は、単なる「情報の中継」にとどまりません。実は、看護師は「患者と医療チームの間の翻訳者」として機能しています。
参考)https://cir.nii.ac.jp/crid/1521417756183910912
翻訳者としての機能:
意外な事実:
これは、医師が「疾患」を、理学療法士が「機能」を、栄養士が「栄養状態」をそれぞれ専門的に見るのに対し、看護師は「患者全体」を 24 時間連続して観察できる唯一の専門職だからです。
看護師はチーム医療のキーパーソン!チーム医療における看護の役割
このサイトでは、看護師の立場や特性、チーム医療における役割について詳しく解説されています。
実践的なヒント:
チーム医療の定義や必要性、看護師の役割、携わる場合のポイント、チーム医療の今後までを解説しています。
まとめ:
チーム医療における看護師の役割は、単なる「診療の補助」や「療養上の世話」にとどまりません。 看護師は、患者の生命と生活の質を守ることを認め合い専門性を発揮し、患者の生活の中の迷いや声を聞き取り生活の実像を意味づけして示す、患者の代弁者であることを示すなど、多岐にわたる役割を担っています。
今後のチーム医療の推進には、看護師がチーム内でリーダーシップを発揮し、患者ケアの質を高めるための重要な役割を果たすことが不可欠です。
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