アゾルガのジェネリックは、実は2026年時点でまだ1つも発売されていません。

アゾルガ配合懸濁性点眼液は、ブリンゾラミドとチモロールマレイン酸塩という2つの成分を1本に配合した懸濁性点眼液です。2013年11月に薬価収載され、発売されました。
参考)アゾルガ配合懸濁性点眼液の基本情報(薬効分類・副作用・添付文…
配合点眼液は製剤設計が単剤より複雑になりやすく、懸濁性という剤形も後発品メーカーにとって製造ハードルが高い要因の一つです。
データインデックスの医薬品データベースでも、アゾルガの後発品情報は明確に示されていません。
参考)アゾルガ配合懸濁性点眼液の先発品・後発品(ジェネリック) -…
つまり、現時点で「アゾルガのジェネリックに切り替える」という選択肢自体が存在しないということですね。
処方や在庫確認の際に後発品の有無を毎回調べる手間をかけている担当者もいるかもしれません。医薬品データベース「Xlib」のような一括検索サービスを使えば、後発品の有無を一度に確認できます。
アゾルガの一般名は「ブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩液」です。この成分は炭酸脱水酵素阻害剤とβ遮断薬の配合剤で、緑内障・高眼圧症治療剤に分類されます。
参考)医療用医薬品 : アゾルガ (アゾルガ配合懸濁性点眼液)
ブリンゾラミド単剤やチモロール単剤には、すでに後発品が存在するケースがあります。単剤では後発品があるのに、配合剤では後発品がない、というギャップは見落とされがちです。
これは医療従事者が処方提案をする際、単剤の後発品情報と配合剤の後発品情報を混同しないよう注意が必要な点です。
炭酸脱水酵素阻害薬全体の作用機序や種類を体系的に整理した資料も参考になります。
炭酸脱水酵素阻害薬の種類と作用機序を網羅的に解説している記事
アゾルガ配合懸濁性点眼液は、5mL×10瓶(50mL)で12,355円という価格帯で取引されている例があります。1瓶(5mL)あたりに換算すると、およそ1,200円台になる計算です。
参考)アゾルガ配合懸濁性点眼液
これはペットボトル飲料を10本以上買えるくらいの金額感覚に近いです。ジェネリックがない分、コスト面での選択肢は限られます。
ジェネリックが選べない場合でも、同じ薬効分類の中で選択肢を検討する方法があります。PMDAが公開している同種同効薬一覧には、炭酸脱水酵素阻害剤とβ遮断薬配合の他製剤も掲載されています。
参考)https://www.pmda.go.jp/drugs/2020/P20200327001/380086000_30200AMX00436_B102_1.pdf
例えば、他社の配合点眼薬に切り替えることで、後発品が存在する成分構成にたどり着けるケースもあります。
| 項目 | アゾルガ | 同種同効薬の一部 |
|---|---|---|
| 後発品の有無 | なし | 製品により存在する場合あり |
| 剤形 | 懸濁性点眼液 | 製品により異なる |
| 用法 | 1日2回1滴 | 製品により異なる |
一覧で見ると違いが分かりやすいですね。
処方選択の際に、成分だけでなく後発品の有無まで確認したい場合、PMDAの同種同効薬一覧をブックマークしておくと調べる手間が減ります。
アゾルガには、まぶたの裏が赤くなる、眼の異物感、眼類天疱瘡といった副作用の初期症状が報告されています。喘鳴や呼吸困難、気管支痙攣といった全身性の副作用にも注意が必要です。
参考)アゾルガ配合懸濁性点眼液の基本情報(作用・副作用・飲み合わせ…
チモロールはβ遮断薬であるため、全身への影響が出ることがあります。点眼薬だから局所だけで済む、と考えるのは早計です。
副作用の初期症状に早く気づけば、深刻化を防げる可能性があります。
添付文書や処方薬事典で最新の副作用情報を定期的に確認するのが基本です。
アゾルガの薬効分類・副作用・添付文書を確認できる日経メディカルの処方薬事典
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