
アレジオン錠10は、需要減少が継続していることを踏まえ、2027年3月頃をもって販売中止と案内されています。なお、同じ案内の中でアレジオン錠20は引き続き販売継続とされています。
参考)https://www.bij-kusuri.jp/information/files/al_t_info_202604.pdf
医療現場では「アレジオンが全部なくなる」のではなく、規格ごとに扱いが異なる点を押さえる必要があります。処方や在庫確認では、まず10mgと20mgを分けて確認するのが実務上の基本です。
公開されている案内では、アレジオン錠10の経過措置期間満了日は2029年3月頃とされています。販売中止の時期と経過措置の終了時期は一致しないため、院内採用や在庫運用では両方を分けて管理する必要があります。
参考)https://www.bij-kusuri.jp/information/files/al_ds_info_202404.pdf
経過措置が残っていても、実際の入手性は出荷状況の影響を受けます。患者説明では「使えなくなる日」ではなく、「供給が変わる時期」として説明すると誤解が少なくなります。
参考)https://www.drugshortage.jp/drugdata.php?drugid=180302
案内資料では、販売中止品の代替候補としてビラノア錠20mgが示されています。実際の代替選択は、効き方、眠気の出やすさ、服薬タイミング、併用薬、患者の生活背景を合わせて判断するのが重要です。
販売中止の案内が出た後は、処方医、薬剤部、患者への周知を同時に進めることが重要です。特に定期処方患者がいる場合は、残薬、次回受診時期、院外処方の切替先を早めに確認します。
また、包装単位や薬価基準収載医薬品コードの確認も実務では見落としやすい部分です。供給案内には製品名だけでなく包装単位情報が載るため、発注・返品・在庫整理の際に役立ちます。
見落としやすいのは、販売中止と自主回収を混同することです。今回の情報では販売中止の案内が中心であり、回収対応とは運用が異なります。
参考)https://yakuzaishi.love/entry/epinastine-recall-20210315